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日本って結構マズい状況じゃない?という声があるのもご存知でしょうか。
もちろん、今すぐに何かが変わる問題ではありません。
でも問題点を知らないと不安ですよね。
現実から目を背けずに、今の日本が抱えている問題と個人ができる楽しい暮らし方についてこの本を通して一緒に考えてみませんか?
『このままだと、日本に未来はないよね。』
日本のこれから
この本は、2ちゃんねるの創設者であるひろゆきさんが、今の日本の課題と、これから私たちはどうすればよいのかを教えてくれるものです。
日本社会はこれから先マズいよね、というのが彼の見解です。
というのも、増税とオリンピック特需の終了によって日本が不景気になることを予想しているからなんですね。
ちなみに増税後の景気指数は6年半ぶりの低水準になりましたから、そこは的中済みです。
さらに言えば優秀な人材の海外流出も不安要素です。
同じエンジニアなら海外の方が給料が高いそうですから、そりゃ海外に行っちゃうよねという話です。
AIの普及と世界情勢
AIが普及したら、バラ色の人よりもキツい人のほうが増えて、全体としては貧乏な社会に突入するでしょう。
86ページより引用
他にも、この本ではAIが発達することによって社会全体ではキツい人が増えることや、日本の産業は衰退していくことが彼の知識と論理をもとに予想されています。
世界情勢については、中国に勝てる国はしばらくは出てこないことや中東は今後安心できないことなども書かれています。
盛りだくさんです。
個人ならなんとかなる
ただ、個人一人ひとりが楽しく過ごしながら生き残る方法は、あると思います。
196ページより引用
一番知りたいのは、じゃあどうしたらいいの?って話ですよね。
ひろゆきさんは、全員で幸せになるのは難しいけど、個人で幸せになるのは簡単だと語っています。
モノが増えて、お金もちと普通の人でできることに差が少なくなってきているからだとか。
SNSの普及によって色々な人と自分を比較してしまいがちですが、他人と比較しないで楽しく暮らせばいいと言っているんです。
逆をつけば希少性が上がる
だから逆にみんなが大事だなと思わない能力のほうが大事だったりします。
200ページより引用
ちなみに、彼はこれから必要となる能力は不必要とされている能力だと言っています。
必要とされる能力はみんなが身につけようとするし、みんなが身につけてしまうと希少性がなくなるため価値も低くなるからだそうです。
なんとも彼らしい考え方です。
この本は、彼の論理的な思考力と、余計な感情を加えないスタンスも合わさって、かなり現実的な予想が展開されているように思えます。
内容自体はかなり読みやすい本なので、日本のこれからのことが気になるけど、堅苦しい文章は読みたくないなぁという人にオススメです。
ここがポイント!
物事をよくしようと思ったら、悪いところに目をつむるのではなく、直視して解決しないと、どうしようもないんですよね。
222ページより引用
悪いところを直視するって辛いです。
でも、そこから目を背けるのは現実逃避ってやつですよね。
しっかり現実を見つめ、認め、改善する手を探していく。それでしか社会も人も成長できないのだと思います。
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