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ビル・キャンベルについて知りたいあなたにオススメです。
今回、私が読んだ本はこちら。
『1兆ドルコーチ』 エリック・シュミット ダイヤモンド社
この記事では『1兆ドルコーチ』の中から個人的に重要だと思った文を3つピックアップして、本の内容について話します。
『1兆ドルコーチ』の内容
ビル・キャンベルが大切にしていたこと
どんな会社の成功を支えるのも、人だ。
マネジャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。
72ページより引用
ビル・キャンベルはシリコンバレーのヒーローを支えてきた人です。スティーブ・ジョブズ、ラリー・ペイジ、ジェフ・ベゾスなどを支えてきたのです。
今をときめく企業のトップの師匠とも言える人なんですね。
そんなビルさんが大切にしていたことは、「人がすべて」ということ。
どんな素晴らしい理念があっても、資本金があっても、その会社で働きたいと思う人がいなければ意味がありません。
マネジャーという立場にあっても「人として」相手を尊重する気持ちがビルさんにはあったのです。
コーチングを受ける時に
コーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さ、あきらめず努力を厭わない姿勢、つねに学ぼうとする意欲である。
139ページより引用
ビルさんは多くの人の指導する立場にありました。
そんな彼が指導する相手に求めていることがあります。
それがコーチャブルな資質です。
コーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さや、あきらめず努力を厭わない姿勢、つねに学ぼうとする意欲のことです。
正直さと謙虚さがなければ、自己の足りない部分を認めることができません。
努力し、学ぶ意欲がなければ、コーチングを受けても実行しないでしょう。
自分が指導を受ける立場にある時は、コーチャブルな資質を自分は持っているだろうか、と確認したいですね。
ビルが考える優秀な人
人に求めるべき最も重要な資質は、知性と心だ。
つまり、すばやく学習する能力と厳しい仕事を厭わない姿勢、誠実さ、グリット、共感力、そしてチーム・ファーストの姿勢である。
187ページより引用
ビルさんが言う知性とは、勉強ができるかどうかではありません。
事象と事象を結びつける能力が優れているかどうかです。
また、グリットとはやり抜く力のことです。
粘り強さとも言えるでしょう。
それらをもっていたとしても、自分のためだけにその能力を使ってはいけません。
ちゃんとチームのことを考え、チームのために動ける人が優秀なのです。
そんな優秀な人物はなかなかいませんよね。
だからこそビルさんは自分が認めた人をどこまでも大切にしたのかもしれませんね。
まとめ
『1兆ドルコーチ』を要約すると
●「人がすべて」であることを忘れてはいけない。
●謙虚さと常に学ぼうとする意欲を持とう。
●優秀な人は4つの資質を持っている。それは、類推、勤勉、誠実、グリットの4つである。
こってりした本ですので、最後まで読むのは辛いかもしれません。自信がある人だけ購入してください。
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