この記事では『人を動かす』や『道は開ける』などの名著を残したデール・カーネギー氏について紹介します。
何年経っても色あせない名著『人を動かす』を生み出したデール・カーネギー。
彼自身についてもどんな人だったのか気になりますよね。
この記事ではデール・カーネギーの
- 出生
- 職歴
- 人柄がわかる出来事
- 主な著書
について紹介します。
それではいきましょう!
デール・カーネギーの出生
1888年の冬、猛吹雪の日にアメリカ・ミズーリ州の貧しい農家の次男として生まれる。
子どもの頃は家畜の世話や農作業といった農場の過酷な仕事をこなす。
ティッピーという黄色い子犬を飼っていた。
学生時代は州立の学芸大学に進学し、弁論術を研究していた。
デール・カーネギーの職歴
通信教材を売るセールスマン、食肉会社員、演劇学校に入学、トラックのセールスマンなど職業を転々とした後、YMCAの夜間学校で「話し方」の講座を受け持つようになる。
最初は講義を行っても、一晩に2ドルの報酬しか得られなかったが、その講義が次第に評判を呼び、収入は一晩に30ドルにもなったという、
また、この時に講座用テキストとして執筆された『決定版カーネギー 話す力―自分の言葉を引き出す方法―』はベストセラーとなっている。
その後、成人教育、人間関係研究を目的とした「デール・カーネギー研究所」を設立。
デール・カーネギーの人柄がわかる出来事
講演会会場の値上げ対応
デール・カーネギーは、あるニューヨークのホテルの大宴会場を講演会のために借りていたが、ある時に急遽3倍の使用料を通知される。
この時、彼は怒るのでも相手を否定するのでもなく、相手の利益と不利益について語った。
結果的に彼は3倍の値上げを5割の値上げに留めている。
彼の主張する“相手の視点に立つ”ことの大切さがよくわかるエピソードである。
郵便局局員との対話
デールカーネギーは、郵便書留を出すために郵便局に訪れていた。
そこで彼は仕事をしている局員に好かれるにはどうしたらいいだろうか、と考えた。
デールカーネギーが局員に好かれるためにとった行動は“局員の髪の多さを称賛する”というもの。
彼によると局員は大層喜んだそうだ。
この件についてデールカーネギーは「何も見返りがなかったとしても相手のために何かしてあげた、という「気持ち」を手に入れたのだ」と語っている。
“見返りだけを求めて行動するべきではない”という彼の主張がよくわかるエピソードである。
デール・カーネギーの主な著書
『人を動かす』
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。
人づきあいの根本原則を説く。
時代を超えて読み継がれる不朽の名著。
『人を動かす』についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
『道は開ける』
邦訳300万部突破の世界的ベストセラー。
悩みを克服するための方法を説く不朽の名著。
『カーネギー話し方入門』
原著100万部突破のベストセラー。
デール・カーネギー・コース 話し方講座のエッセンスを凝縮した1冊。
※Amazonでは文庫版しか購入できないようです。(2020年9月11日現在)
もっと詳しく知りたい人はこちら
デール・カーネギーの名言
デール・カーネギーの残した名言についてまとめています。
彼の言葉を知れば彼のことがもっとよくわかるはずです。
名著『人を動かす』のマンガ版
『人を動かす』は名著ですが、「読むのは少しハードルが高い・・・」という方もマンガなら安心して読めるはずです。
興味のある方はこちらもどうぞ。