この記事ではかるたマンガの代表作
『ちはやふる』の名言
を本作の中から【千早・太一】の名言を8選、【原田先生や深作先生などの先生たち】の名言を19選、【かなちゃんや机くん、肉まんくんなど】仲間たちの名言を11選、【周防名人や元クイーンなど】その他の登場人物の名言を11選、合わせて49選の名言をお届けします。
それではいきましょう!
太一の名言
01.
イライラする 思いどおりにいかない 楽しくない でも そばにいたい
恋とは何かと千早から聞かれた太一は心の中でこの言葉をつぶやきます。
恋は楽しさや喜びだけでは表現できないことが伝わってきます。
02.
太一「かるたの才能なんか おれだって持ってねぇ きついけどやってんだ 負けるけどやってんだ だって勝てたとき どんだけうれしいか・・・・・・っ なんだおれ ダセッ・・・ ・・・・・・でもおれは 仲間にするなら かるたの“天才”より 畳の上で努力し続けられるやつがいい」
かるたの才能なんかないと言い放つ机くんこと駒野勉に太一が言った言葉。
強い仲間よりも、一緒に高め合える仲間のほうが私たちには必要なのかもしれません。
03.
泣くな おれはまだ 泣いていいほど懸けてない “悔しい”だけでいい
準決勝で敗退した時の太一の心の声。
負けた悔しさに思わず涙をこぼしそうになりますが、自分の今までの行動を振り返り、自身は泣くに値しないと判断します。
全力を注ぐから、全てを懸けるから負けた時、悔しいですし、泣くことができるのです。
04.
きついな 一生懸命って・・・・・・言い訳がきかねえよ
B級の決勝戦で負けた後の太一の心の声。
一生懸命じゃなかったら「本気じゃなかった」「本気でやればできる」と言い訳はいくらでもできます。
一生懸命にやることは、自分に言い訳ができなくなるということ。
だから、一生懸命になれない人がたくさんいるのかもしれませんね。
05.
先生おれは A級になるより 逃げないやつになりたい……
「白波会のルールとは違うが、A級に昇格するかい?」と訊ねた原田先生に対して太一が言った言葉。
正々堂々と戦って、新や千早と肩を並べられるようになりたい。
そんな願いが表れている言葉です。
千早の名言
01.
千早「なにがよ あたし知ってんだから かるた大会優勝したくて百人一首の単語帳まで作ってたこと!」
真島太一「うっ・・・言うなよカッコわりーじゃん しかも おまえに負けて・・・・・・」
千早「正々堂々とやって負けて かっこ悪いことあるかーー!! て わたしは思う」
負けることは決してカッコ悪いことではありません。
勝者がいれば敗者もいます。
カッコよさを決めるのは、その過程にあるのではないでしょうか。
02.
千早「やろう かるたやろう 太一 やろう!」
太一「か・・・・・・かるた部のことは もういいって言ったじゃん・・・・・」
千早「言った!言ったけど でも 一緒に 強くなろう 仲間がいたら強くなれるから」
励まし合える仲間、競い合える仲間、支え合える仲間。
仲間がいれば強くなれます。
人はひとりでできることには限界があるのです。
03.
かなちゃん「なんですか?千早ちゃん」
千早「上昇気流のイメージ お母さんたちの応援で実力は上がったりしないけど がんばれって気持ちは温かい空気と同じように“運気”を上げてくれる気がするよ」
応援されたからといって、その人の能力が上がるわけではありません。
しかし、“応援されている”という感覚は、苦しい時や辛い時に一歩踏みとどまる勇気になるのではないでしょうか。
先生たちの名言19選【原田・宮内・深作先生など】
01.
白波会員「子供たち遊んでいますか 仲いいですよね」
原田先生「うん」
白波会員「かるた続けてくれますかね」
原田先生「ずっと仲よしでいてくれたらなー」
白波会員「え?」
原田先生「子供はさ どんなに強くても かるたが好きでも 友達がいないと続けられないんだ」
どんな競技でも高め合える仲間がいるから頑張れます。
子供は仲間を簡単に見つけられる環境にありませんから、友達の存在は大きいものです。
仲間を見つけようと思えば簡単に見つけることができる大人は、それだけで恵まれていると言えるのかもしれません。
02.
原田先生「“青春ぜんぶ懸けたって強くなれない”?まつげくん 懸けてからいいなさい」
新には絶対に勝てないと言った太一に対して原田先生が言った一言。
何ごともやってみなくてはわかりません。
そして、実際に挑戦している人だけが勝利を手にすることができるのです。
03.
宮内先生「型とか形式とか面倒だと思うかもしれませんが 神様が心が広いとは限りません 願い事は礼儀正しく差し出しなさい」
神社で願うから願いが叶うのではなく、神社に行って願うくらい本気だから願いは叶うのです。
その“願う”行為すら雑な人が願いを叶えられるでしょうか。
04.
原田先生「千早ちゃん さっき試合のあと きちんと礼をしなかったね いけないよ どんなに悔しくても 礼を大事にしなさい」
勝負は相手がいるから成立します。
その相手に対してはどんな時でも礼儀を払うべきなのです。
原田先生が指導者として大事にしていることも見えてくる言葉ですね。
05.
北野先生『「ご指導お願いします」この世にあれ以上美しい言葉はない気がする 偶然か運命か いまの名人にもクイーンにも そう言える師はおらん もったいない 師をもたない人間は だれの師にもなれんのだ』
師をもたない人は教えてもらうことのありがたさや大切さがわかりません。
それ故に人に教えることの意義も感じられないのです。
そして、実は“教えることで自身が成長できる”という機会も自ら捨ててしまっているとも言えるのです。
北野先生の「もったいない」には、そういった意味も込められているのかもしれません。
06.
そうだ まつげくん 団体戦は個人戦 札と向き合え 仲間を信じて一人になれ
団体戦で苦戦する太一を見ていた原田先生の心の声。
団体種目は仲間との協力が不可欠です。
しかし、仲間のことばかりを気にして自分のことがおろそかになってしまっては、結果的にチームに迷惑をかけることになります。
時には仲間を信じて自分のことに集中する場面も必要なのです。
07.
須藤くんの良さは あの気位の高さ 不思議だけど 本当に高いプライドは人を地道にさせる 目線を上げたまま
須藤さんが読手を務める姿を見た持田先生の心の声。
何事も基礎基本ができていないと高いレベルには上がれません。
しかし、変なプライドを持っている人は地道な努力を避けてしまうのです。
本当のプライドとは、目的のためならば地道なことにも取り組める精神力を指すのかもしれません。
08.
深作先生「いやー私はあの子は けっこうな勝負師だと思いますよ」
宮内先生「なにをバカな・・・・・・」
深作先生「最終的に勝負で自分の命運をにぎるのは自分じゃないとなんとなくでもわかっているのはたいしたものです」
千早が部室の2階を吹奏楽部に貸し出すと言ってきた姿を見て、深作先生が言った言葉。
運も縁も人が運んでくるものです。
勝負の世界で実力が必要なのはもちろんのことですが、実力以外の部分は普段の行いが左右するのかもしれません。
09.
瑞沢の部長は見事ね 鍛えてある “才能”と戦う覚悟がある—
競技かるたにおいて“耳が良い”というのは最強の才能です。
瑞沢の部長である太一には突出した才能はありません。
それでも、努力と戦術によって才能がある相手に勝つことができました。
そんな姿を見て桜沢先生が心の中でつぶやいた言葉です。
10.
桜沢先生『「これ」と決めた道で知らないほうがいいことなんて一つもないわよ』
新と詩暢の試合を見ることを迷っている千早に桜沢先生が言った言葉。
酸いも甘いも噛み分けることでしか、自分の目標を達成することはできないのかもしれませんね。
11.
桜沢先生「どんなに苦しい試合でも焦らないために いま苦しみなさい 追い込まれた経験がない者は決して強くはならないわ」
合宿中に部員たちに桜沢先生が言った言葉。
多くの成功者と呼ばれる人たちは、一度挫折したり追い込まれたりしているものです。
苦しい経験があったからこそ、追い込まれた経験があったからこそ、人よりももう一歩踏み出すことができ、成功をつかめたのではないでしょうか。
12.
深作先生「では二十首の短歌と必死になって向かい合った皆さんと あざ笑ってる皆さんに この言葉を 生みの苦しみを知りなさい 知ったうえで 覚悟を持って人を許しなさい 短歌でも 文学でも なんでもです」
テストの点数が足りず、課題として短歌を作ってくるように言われた生徒と、その生徒が作った短歌を読んで笑っている生徒に向けて深作先生が言った言葉。
どんなモノでも生みの苦しみを知っている人は、そのモノを作った人を笑うことはありません。
笑っている人たちは生みの苦しみを知らない人たちなのです。
そして、自分が苦しんだからといって、これから何かを生み出す人たちに同じような苦しみを与えるべきではないのです。
13.
世の中には結果より努力が大事って考え方もあるが 指導者にも生徒にも それは本当は苦しいんだ 「がんばった」も「きつかった」も風のように流れていってしまう 「結果」は石なんだ 「がんばった」を留めておいてくれる石 そして—「結果」は集めるんだ 強い 追い風を
千早と太一の対戦を見守る原田先生が心の中でつぶやいた言葉。
努力の過程は形として残りません。
努力した証として「結果」は時に必要なのかもしれませんね。
14.
深作先生「どのドアノブを選びますかねぇ」
宮内先生「深作先生 なにブツブツおっしゃってるんですか」
深作先生「いえ ねえ 高校から大学への進学は ノブのあるドアを選べる最後の機会だと思いまして」
宮内先生「は?ノブ?」
深作先生『これも受け売りですが「たいていのチャンスのドアにはノブが無い」と・・・自分からは開けられない だれかが開けてくれたときに迷わず飛びこんでいけるかどうか そこで力を出せるかどうか』
自らチャンスを生み出せる機会はほとんどありません。
多くのチャンスは誰かから与えられるものです。
そのチャンスをものにするには、勇気を持って、迷わず挑戦するしかないのです。
15.
宮内先生「4月からあなたたちは受験生—勘ちがいしてはいけませんよ 受験生とは勉強の習慣がついている者のことです 勉強をし 疑問を持ち 理解し演習をする これが習慣になっていますか 社会に関心を持っていますか 大学入試の範囲は教科書だけではなく あなたたちの人生全部です」
勉強ができるからといって、社会でそれがどれほど役に立つでしょうか。
大学入試で見られるのは“勉強ができるかどうか”ではなく、“目標に向かって自分の人生をどれだけ懸けられるのか”なのかもしれません。
16.
深作先生「学びなさい なんでもいい 学びなさい」
かるたが取れないと落ち込む千早に深作先生がかけた言葉。
落ち込んでいる時、悩んでいる時、どうしたらいいか分からない時、なんでもいいから学んでみる。
新しい知識を自分の中に入れてみる。
そうしたら思いがけないところから解決策が見えてくるかもしれません。
17.
桜沢先生「子供たちを教えていても自分を振り返っても思う 根気強く粘り強くやり続ける以外に 自分を変える道はない 人を変える道はない—」
人は簡単には変われません。
自分を変えるのも、人を変えるのも、とにかく時間がかかるものです。
それでも変えたいと願うのであれば、ただひたすらに変わりたい方向に向かって進み続けるしかないのです。
18.
原田先生「生意気でも まつげくんもメガネくんも 結局 かわいい かわいい私の踏み台だ 君たちは自分たちが主役の物語を生きてると思ってるだろう?ちがうよ 輝いている君たちでさえも だれかの物語の一部分だ 一部分だ どんなにかけがえがなくても」
人は誰でも自分の人生の主人公です。
裏を返せば、誰かの人生の脇役でもあるということ。
その“脇役としてのあなた”を大切に思っている人の存在を忘れてはいけませんね。
19.
新海先生「絶対量を確保するんだ 真島 絶対量を確保した者に 運は引き寄せられる」
運だけで全てがうまくいくことはありません。
そして、運をものにできるのは万全の準備をしてきた人だけです。
絶対量を確保し、万全の準備をしてきた者にのみ、幸運の女神は微笑むのでしょう。
仲間たちの名言9選【かなちゃん・机くん・肉まんくんなど】
01.
綾瀬千早「お姉ちゃんがいつか日本一になるのが あたしの夢なんだー」
綿谷新「ほんなのは夢とは言わんよ」
千早「え?」
新「自分のことでないと夢にしたらあかん のっかったらダメや お姉ちゃん かわいそうやが」
夢を持つのはよいことです。
しかし、その夢の内容は自分で叶えられるものにしなければなりません。
夢を押し付けることは、相手にとっても自分にとっても良い結果をもたらすことはないでしょう。
02.
おれだけの試合じゃない ああ 師匠 もっと 練習してれば よかったよ 勝ちたいよ
肉まんくんこと西田優征が団体戦中に心の中でつぶやいた言葉。
勝負事の世界に関わったことがある人ならば、誰しもが思ったことがあるのではないでしょうか。
この悔しさ、この気持ちを持つ続けられる人だけが上に行けるのでしょう。
03.
ヒョロ「勝負に勝って試合に負けたとは まさにこのこと!! 甘糟先輩たちはさっさと帰っちゃったけど おれは 勝ってったやつらから 盗めるものがあるなら盗んでいく!!」
勝負に負けたということは、相手の方が自分より優れた何かを持っていたということ。
その何かを身に付けることが自身の成長につながるのです。
04.
机くん「真島は こんだけかるたに時間をかけても学年1位から落ちたことない 1位じゃないとかるた部辞めさせられるって言ってた やりたいことを思いっきりやるためには やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」
定期試験の勉強を投げ出し、太一の応援に行った千早に対して机くんこと駒野勉が言った言葉。
目立つ姿は“やりたいことをやっている姿”ですが、その陰には“やりたくないことをがんばっている姿”があるのかもしれません。
本当にやりたいことがあるのであれば、やりたくないことにも向き合いましょう。
05.
千早「でも・・・・・・部のみんながここにいたら もっといいなぁ」
机くん「おれ なにかの本で読んだことあるよ 「ここにいたらいいのに」って思う人は もう“家族”なんだって つきあいの長さも深さも関係なく」
クラスでクリスマス会をしていた時に机くんが言った言葉。
楽しいことでも、苦しいことでも、その感情や体験を一緒に分かち合いたいと思える人はそんなにいないはず。
色々なことを共に味わいたいと思える、それだけで“家族”と同じなのかもしれません。
06.
菫「いい気味って思ってんでしょ?恋なんて下品で下らないって バカにしてんだったら放っといてよ!」
かなちゃん『・・・・・・昨日 花野さんに百人一首は恋の歌ばっかりだって言われたとき・・・・・・確かにそうだと思いました 人が想うことは昔もいまも そう変わらない でも 百人一首は“短歌”です 31音のルールを守って 想いと技術の上に編まれた歌だからこそ千年残ったんです 「伝える」「伝わる」はルールの向こうにある さっきみたいな言葉で花野さんの本当の想いが部長に伝わったと思いますか?』
太一と一緒にいるためにかるた部に入ったと思わず言ってしまった花野菫に対して、かなちゃんこと大江奏が言った言葉。
適当に言った言葉は相手に伝わるものではありません。
適切な条件、適切な表現、適切な言葉、そういったルールを守らなければ本当に伝えたい思いは伝わらないのでしょう。
07.
“恥ずかしい”と泣ける心は 美しいと思います
大江奏
自分の恋心が太一にバレてしまい、思わず泣き出してしまう菫。
最初に6番の名言を語りかけ、叱咤しますが、その後、この言葉を伝えます。
特に現代社会においては様々な場面で”恥ずかしい”という気持ちを失ってしまっている姿が見られます。
古きを大切にするかなちゃんらしい言葉です。
08.
肉まんくん「1年がはいって おれらにも余裕ができたけど ダメなんだよ ダメなんだよ 自分が前に出なくてもいいって思ったら 気持ちが矢面に立たなくなった瞬間から 力の現状維持すら難しくなるんだ」
試合に出る機会を後輩に譲ると言った机くんに対して肉まんくんが言った言葉。
誰かがやってくれる、誰かに任せられる、そう思った瞬間に人は全力を出せなくなります。
自分の力を伸ばし続けたいのであれば、常に最前線に立ち続ける必要があるのです。
09.
かなちゃん[『白い壁には手をつかない』『畳の縁は踏まない』 わたしはそういう「積もっていく」という考え方が好きです 迷ったら 自分の中に積もっていってほしいのはどっちか—そうやって選んでもいいんじゃないですか・・・・・・?]
修学旅行に行くか、大会に行くかで迷っている千早に対してかなちゃんこと大江奏が言った言葉。
人生は選択の連続です。
迷ったときには、どっちを選んだら今後の自分に生きるのかを考えてみるとよいのかもしれません。
10.
机くん「勝ち星稼いでくれて助かった 1年なのに頼っちゃってごめんな」
田丸翠「えっそんな–大丈夫ですよー」
机くん「でも 気をつけて このくらいの褒め言葉 ウソでも言える 言ってほしい言葉をくれる人間に 人は簡単に操作されるよ そんな簡単な人間になるな」
人は承認欲求の呪縛からなかなか離れることができません。
そのことを利用して言葉巧みに近寄ってくる人もいるものです。
“周りからどう評価されるか”を気にするのではなく“自分はどうありたいか”を考えることが大切なのかもしれません。
11.
肉まんくん『「強い敵は強い味方」ってどういう意味?かなちゃん」
かなちゃん「昔—うちの近くにも大きい呉服店があったんです もちろんお客さんを奪い合うライバルで そのお店がなかったらどんなに楽かと思ってたんですが そこがお店をたたんでしまったら うちの店も売り上げが激減して」
みんな「ええっ」
かなちゃん「一店だけが—・・・一人だけがどんなにがんばってても 強くても 場が盛り上がってなければそのジャンルは衰退します 必要なんです ライバルが」
凄さも魅力も比較対象があるからより輝きます。
どれだけ能力が高い人がいても、同じレベルの人がいなければ、その能力の高さは際立たないのです。
ライバルの存在は時としては敵にもなり、味方にもなるということを教えてくれる言葉です。
その他の登場人物の名言11選【周防名人・クイーンなど】
01.
坪口「みんな!かるたは楽しいぞ」
部員「え~~~~~?」
坪口「かるたは楽しいってゆーか 一生懸命は楽しいぞ」
千早は太一の所属する白波会の先輩である坪口広史が、高校教諭としてかるた部の部員に言った言葉。
「楽しくない」と言っている人は、そこに楽しさを見いだせていないだけ。
一生懸命にやる、それだけでどんなことも楽しくなってくるものなのです。
02.
綿谷名人「新 よく覚えとくんやぞ 人が崩れるのはぁ 長所からや」
新の祖父である綿谷始名人が幼い新に言った言葉。
自分の長所が生かせない時、発揮できない時に人は戸惑うもの。
戸惑いは迷いを生み、迷いはミスを生みます。
そうやって負のループに入っていくことで調子を崩してしまうのです。
03.
猪熊さん「コンタクトもちゃんと手入れするわ メガネはやっぱダメ 子供いるし時間だって作りにくいけど 全部尽くさず負けるのなんて まっぴらよ」
千早に負けた猪熊遥元クイーンが桜沢先生に言った言葉。
同じ負けであっても、まだやれることがあった時の負けと全力を尽くした時の負けでは、気持ちも違いますし、得られるものも違います。
元クイーンの気概が感じられる言葉です。
04.
周防名人『でもある日 気がついたんです 「青春」という文字の中に「月日」があったこと とたんに青春が惜しくなりました 自分の中に青春を探し始めました このコマで僕が教えるのは「点の取れる小論文の型」ですが それだけではなく 言葉には 力が確かにあることを 忘れないでいてください』
“言葉”は発しただけでは目に見えませんし、形にもなりません。
しかし、その“言葉”は時に人の心に深く突き刺さります。
そんな言葉には人の行動も思考も人生も変えるだけの力があるのです。
05.
周防名人『遊びで 火起こしとかしたことある?「才能」なんて言うけど おれはたんに「火が起こるまでの早さ」だと思ってる』
太一「え・・・」
周防名人『「才能」があるやつは 火がつくまでが早い でも それだけだ 火の強さや 燃え続けられる時間を保証はしない』
何事も“最年少”は大きく取り上げられます。
しかし、“最年少”だからといって、その人がその後“歴代最強”や“史上最高”の人物になるかというと、そんなことはありません。
才能が開花する“早さ”に目が向いてしまいがちですが、開花した後のほうが人生は長いものです。
“才能”に囚われないようにしたいものですね。
06.
坪口「おれの青春こそ いまだっ・・・いろんなおっさんをおばさんを たくさん見てきたから先生知ってんだ いいか おまえら 青春は何度でも来る 何度でも来るから 何度でもがんばれよ な」
“青春”と聞くと高校生や大学生を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
しかし、仲間と何かに懸ける月日のことを“青春”と人は呼ぶのです。
いつからだって、何歳からだって“青春”は始められるのです。
07.
太一「え なんですか?」
周防名人「おみやげ 親御さんに」
太一「は!?いりませんよ」
周防名人「まあ そう言わず」
太一「いりません いりませんってば」
周防名人「君も 持っているものを無視しすぎだ 大阪までなにも言わずに来る そのお金を自由に使わせてくれるのはだれだ 緊張せず 新幹線に乗れる男に育ててくれたのはだれだ 高校生の君が」
太一「ただの プレッシャーかけてくるだけの親ですよ かるたやってるってわかったらまたうるさい 大阪なんてバレたってまたうるさい」
自分にとっての“当たり前”は“持っているもの”だということに気付けません。
当たり前のようにできることも最初はできなかったはずです。
当たり前のように持っている物も最初から持っていなかったはずです。
そこに支えてくれている人がいることを忘れてはいけませんね。
08.
周防名人「なんていうか お母さんにとっては太一くんなんでしょうね」
真島母「え?なにがですか?」
周防名人『たった一人 自分のがんばりを認めてほしい人を たった一人選ぶとしたら 太一くんなんでしょうね ぼくは現国とか小論文を教えていて「核」というものをよく意識します 物語の核 人物の言いたいことの核 どんな長文でもつきつめれば悲鳴のようなひとつの想いが見えてくる 人も同じです どんな人気者でも何万人に愛される人でも その人に認めてもらえなければなんの意味もない そういう人がだれにでも一人いる』
どんなに称賛の声を受けても色々なモノを手に入れても、満足していなさそうな人がいるものです。
そういう人はもしかしたら自分の“核”となる人を見失ってしまっているのかもしれません。
あなたにとって“核”となる人は誰でしょうか。
09.
渡会さん「人はね 向かい合ってる人からは 本当は 身につくものは学べないのよ 本当に教えたいなら うしろから」
誰かに何かを教えようとする時、先頭に立って引っ張っていこうとする人がいます。
それでは教わる側はいつまでたっても一人でできるようにはなりません。
本当にできるようになってほしいのであれば、後ろからそっと支えてあげること、相手の目線から考えることが大切なのです。
10.
詩暢「かるたの先生をお給料のある仕事として募集してくれてるとこなんてない うちはそれを変えたいんや OLとかパン屋さんとか すでに名前のある職業に就くんやろ?皆さんは うちは有名になりたいんやない 仕事をつくりたいんや」
同級生にかるたを利用して有名になりたかっただけだったのだと言われた時に詩暢が返した言葉。
今でも10年前には無かった職業が多くあります。
その仕事を最初に始めようとした人は周囲から様々なことを言われたことでしょう。
しかし、そういった声にも負けずに自分を貫いた人だけが新しい仕事を生み出すことができのではないでしょうか。
11.
詩暢「大人の人はなんか・・・子供の「なにかを好き」って風船があったら それをつぶして あきらめさせても 「好き」はこう横に逃げて ちがうなにかを好きになるって思ってはる気がするんですけど なりませんよ つぶれて しぼんで あんなにあった「好き」のパワーがなくなるだけ・・・」
子どもの「好き」の力ってすごいものです。
放っておいたら何時間でも、何日でも続けられそうな勢いで好きなことに取り組みます。
その「好き」の力は「好き」なことにしか働きません。
「好き」なことをやめさせたところで、その力は行き場をなくしてしまうだけなのです。
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『ちはやふる』ってどんなマンガ?
『ちはやふる』は、末次由紀による日本の少女漫画。
『BE・LOVE』(講談社)において2008年2号からから2022年9月号まで連載された。
競技かるたを題材とした少女漫画。
本作の主人公は名人・クイーンを目指す少女・綾瀬千早であり、物語は千早がクイーンの座を賭けて争う場面から始まる。
その後は千早が過去を回想する形で第6話迄は小学校編が、第7話から高校生編が描かれている。
アニメ化や実写映画化された他、現実社会の競技かるた浸透にも影響を及ぼした。
個性的な登場人物が織り成すドラマと躍動感のある競技かるたの描写で人気を集めており、2022年2月時点で累計発行部数は2700万部を突破している。
少年漫画に通ずる「熱さ」を有する作風から「熱血スポーツ漫画」と評されるが、同時に恋愛や友情、離別や再会といった青春ストーリーも描かれている。
『ちはやふる』はアニメ化も
『ちはやふる』は2011年10月4日から2012年3月27日まで日本テレビ系でマッドハウスの制作によってアニメにもなっています。
その後も好評を受け、続編が制作され放送されました。
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『ちはやふる』は実写映画化も
『ちはやふる』は、なんと実写映画化もされています。
千早役を広瀬すずさんが担当したことで話題になったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
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