名言

「まねる」って良いこと?悪いこと?

全ては「まねる」ことから始まる

実は、まねをするのって良いことなんです。

でも、まねをすることを悪いことのように考えている人がいるんですよ。これはたぶん学校教育のせいなんですね。学校って大体はまねすることを良しとしません。先生は「まねするな」「自分で考えろ」って言うんです。

これっておかしいですよ。だって、知識を得るのも技術を得るのも最初は「まねる」ことから始めるんですから。

齋藤孝さんはこう述べています。

あらゆる創造は模倣から始まると言ってさえよいと思います

そもそも完全なオリジナルってほとんどないんですよ。大体のものって既にあるものをちょっと改良してパワーアップしたものなんです。

知識にしたって技術にしたって既によいものが見つかっているんだったら、自分で考えるよりまねして覚えたほうが早いですよね。で、まねて覚えて、その中で少しずつ自分のオリジナリティを出していくんです。昔から言われている「守破離」の考え方ですね。

だから、どんどんまねして知識や技術を身に付けていきましょう。

まねからオリジナルは生まれる

段取りを「まねる」

ここだけの話、「まねる」力が一番必要になってくるのは段取りを覚えるときなんです。

仕事にしても勉強にしても必ず段取りがあります。まず~をして、次に~をして・・・ってやつですね。この段取りがしっかりできないと仕事も勉強も正しくできないわけです。

じゃあ、その段取りをどうやって覚えるかというと、やっぱりできる人のまねをするしかないんですね。

齋藤孝さんはこんなことを言っています。

マニュアルが役に立たないことはよくありますが、マニュアル作りは必ず役に立つと断言できます

マニュアルって聞くとなんだかあまり良いイメージがしない人もいるんじゃないでしょうか。「マニュアル人間」とかって言いますし。

なんでマニュアルに良いイメージがないかというと、ひとつは「まねる」ことをあまり良しとしないからです。

もうひとつはマニュアルって往々にして役に立たないことがあるからなんですね。これは活用する場面が微妙に違ったり、そのマニュアルを使う人の能力が違ったりするためなんですけど。

たしかにマニュアル自体はあまり役に立たないこともあります。でもマニュアル作りは必ず自分の役に立つんです。

だってマニュアルを作るってことは、自分の中での段取りを明確にするってことじゃないですか。そうすることで誰でもできるようにするのがマニュアルなんですから。

マニュアルを自分で作れば、少なくとも自分はしっかりと作業ができるようになります。そしてマニュアル作りに必要となってくるのが「まねる」力なんです。

誰かがやっていることを見て、まねて、自分のマニュアルを作る。そうすることで自分の力をつけていくんです。

まねて、自分のマニュアルを作ることに価値がある

組み合わせて生み出す

iPhoneもまねして作られたものなんですよ。

だって、あれってパソコンに電話の機能つけただけじゃないですか。で、携帯電話として売り出したらめちゃくちゃヒットしたわけです。

iPhoneが最初に出た時って、あれくらいの小型パソコンはもうとっくに販売されていましたし、携帯電話もかなり普及していました。だから、ひとつひとつの機能にオリジナリティはないんです。

でも、すでにあるものを組み合わせることで時代に革命を起こしたんですよ。

齋藤孝さんはこう言っています。

すでにあるものを組み合わせて生み出していくこともまた、イノベーションである

これだけいろいろなものが世の中に出回っている以上、ゼロから完全にオリジナルのものを作るのはどんどん難しくなっていきます。そうなってくるとオリジナルのものを作り出すより、あるものを組み合わせるほうがより良いものを作れる可能性は高いわけです。

じゃあ、それにはどんな力が必要になるかというと「まねる」力なんですね。

すでにあるものの良いところをまねて組み合わせる。そうすることでよりよいものを生み出すんです。

まねて、組み合わせて、生み出す

おわりに

「まねる」ことの大切さについて述べてきました。

ポイントは3つです。

①まねからオリジナルは生まれる

②まねて、自分のマニュアルを作ることに価値がある

③まねて、組み合わせて、生み出す

まねすることは悪いことではありません。まねすることで見えてくるものがたくさんあるんです。ですから、どんどんまねしていきましょう。もちろん法にふれない範囲でですよ。

~名言まとめ~

【あらゆる創造は模倣から始まると言ってさえよいと思います】

【マニュアルが役に立たないことはよくありますが、マニュアル作りは必ず役に立つと断言できます】

【すでにあるものを組み合わせて生み出していくこともまた、イノベーションである】

齋藤 孝

紹介した名言が出ている本