読書技術

すぐできる!「記憶に残す読書術」5選!

せっかく本を読んだのに内容が頭に入っていない!

そんな経験ありませんか?

たくさん本を読んでも内容が自分に残っていなければ意味がありませんよね。

この「読んだ内容を覚えていられるか」は記憶力とか,内容の難易度とか,そういったことは関係ありません

ちょっとしたコツを心がけるだけで,誰でも内容をしっかりと覚えておくことができるようになるんです!

それでは,その方法を紹介していきましょう。

目次をチェックする

本を読み始める時にきちんと目次はチェックしていますか?

つい読み飛ばして内容から読み始めてはいないでしょうか。

この「目次を見る」という行動が読んだ内容を記憶に定着させるのに大事な役割を果たします。

実は,目次を見るだけで,記憶するチャンスが2回に増えるんです。

そもそも記憶するには「回数」×「印象度」が大切だと言われています。

とても印象深いことだとたった1回でも覚えていられますし,逆に興味のないことでも繰り返し何度もやれば覚えることができるのです。

例えば,子どもの頃の修学旅行の思い出とかは1回しか行っていないのに割と覚えていますよね?

ところが,普段の授業はどうでしょうか。

同じように授業もしているはずなのに,内容はほとんど覚えていないと思います。

これは印象度が大きく違うからです。

ですから,印象に強く残っている授業は覚えているかもしれませんね。

また,子どもの頃に漢字練習をした記憶もあるでしょう。

あれは全く興味のないものですが,何度も何度も繰り返し取り組んだことで覚えることができたものです。

算数の九九なども同様でしょう。

さて,話を戻しましょう。

つまり記憶には「回数」が大切だということです。

そこで,最初に目次を見ることで大まかな内容を1回確認します。

そして,実際に内容を読むことで2回目の確認ができます。

これだけで普通に読むよりも回数が1回分増えますから,その分記憶に定着しやすくなります。

慣れてきたら,目次から内容を予想しましょう。

予想と合っていた合っていなかったかで「印象」も上げることができます。

○記憶するために大切なのは「回数×印象」!

○目次を読んで回数を増やそう!

わからなくてもいい!早く読む

1冊の本を読み終えるのにどれくらいの時間をかけているでしょうか?

慣れている人なら1冊1時間から2時間程度。

ゆっくり読みたいという人なら小分けにして何日もかけて読むという場合もあるでしょう。

どちらにしても,内容を覚えておきたいのであれば,とにかく早く読んだほうが良いです。

内容がわからなくて前に戻って読み直してしまうという人もいるようですが,これは返って状況を悪化させる可能性があります。

これは単純な話で,3ページ進んで4ページ戻るを繰り返していては本を読み進めることができないからです。

読んでも読んでも終わらないという現象は人に飽きをもたらせ,先述した「印象」を大きく弱めてしまいます。

また,読んだところをもう一度読み直すということは時間も倍かかるということです。

人の記憶力には限界があります。

当然,時間が経てば経つほど忘れる可能性も高くなります。

つまり,時間をかけて読めば読むほど,はじめの方で読んだ内容の記憶が薄くなっていくのです。

ですから,ページを進めたり戻ったりしながら2時間かけて読むよりも,多少わからないところがあったとしても,1時間で読んでしまいましょう。

そして,もう一度読み直すほうが効率が良いのです。

2回目ですからわかるところは読み飛ばしができますし,わからないところだけ詳しく読むことができます。

また,「回数」も増えるので一石二鳥です。

「わからなくてもいい」と考えて読むと,読む気もちも楽になります。

理解するためにじっくり読むのではなく,何度も読むためにさっと読むようにしましょう。

○読むのに時間をかけすぎると始めの内容を忘れてしまう!

○さっと最初から最後まで読んで,わからなかったらもう1度読もう!

自分の言葉に直して発信する

本の内容を記憶しようと考えた時,そのまま本を暗唱できるようになることが目的だという人は少数でしょう。

ほとんどの人は,本に書いてある内容を仕事や生活で活用したいと考えているはずです。

「記憶に残す」そして「生活で活用する」

この2つの目的を1度で果たしてくれる方法があります。

それが自分の言葉に直して発信するということです。

本を読んでいると自分が普段使わないような専門用語や聞き慣れない横文字が出てくることがしばしばあります。

それをその言葉自体で覚えようとすると,その言葉を覚えることとその文章の内容を覚えることで二重に覚えることになってしまいます。

覚えることが増えるということは,それだけ忘れる可能性も高くなります。

ですから,そういった一見して難しい言葉は自分のよくわかる言葉に直して覚えましょう。

横文字を使ったり専門用語を使ったりするのは,それ以外の言葉では言い表せないことが多いためですが,そもそもその微妙な表現を理解していないのにその言葉を使っていても意味がありません。

自分のわかりやすい言葉に置き換えることで理解も進みます。

その分,記憶にも定着しやすくなります。

また,大事なのは「発信する」ということです。

「読書ノート」を作ったり,読んだ内容をスマホを使ってメモしたりしている人もいるようですが,それではもったいないと思います。

なぜなら,読んだ内容を発信することで,より自分自身も理解が進みますし,自分の言葉に置きかえることも得意になっていくからです。

読んだ内容を何らかの形で発信する時,その内容にはある程度責任をもとうとするはずです。

そうすると,デタラメな情報を流したり,間違った解釈で発信するわけにはいかなくなります。

自分がまとめた内容を見直したり,より深く考え直したりするでしょう。

結果的に読んだ内容についてしっかりと考えることができるのです。

それでは,どんな場面で発信していけばよいのでしょうか。

最も手軽な方法がSNS等を活用することです。

ツイッターやフェイスブック,ブログなどを活用して読んだ本の内容を自分の言葉でまとめて発信していく。

繰り返し見ることもできるのでより記憶に定着しやすいです。

また,それを見た人たちの反応も知ることができます。

自分の予想と違う反応があった場合はまとめ方や言葉の言い換えに問題があったのかもしれません。

客観的に自分のまとめ方を評価できるのも良いところです。

あとは,実際に職場や学校,家で話して発信する方法も良いでしょう。

人に直接話すことで「印象」も強くなりますし,相手の反応を見ながら言葉を言い換えたり,補足したりすることもできます。

また,質問されることで自分の考えをより確かなものにすることもできるでしょう。

読んだ内容をまとめて発信することは,読書の習慣化にもつながります。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

頑張らなくても読書習慣が身につく5つの方法もっと本を読みたい! 読書を習慣にしたい! そう思っていてもなかなか習慣にできないという人が多くいるのではないでしょうか。 下の記...

本を読む,そしてその内容を発信する。

これが習慣になると読んだ本の内容をしっかりと記憶できるようになります。

○難しい言葉は自分の言葉に直そう!

○読んだ内容はどんどん人に発信しよう!

本を汚そう!

記憶に残すためには「印象」を上げることが大切だと述べてきました。

ここでは,本を汚すことで「印象」を上げる方法について紹介します。

まずはお手軽にラインを引くところから始めましょう。

これは単純に自分が覚えておきたいと思ったところに線を引くというものです。

覚えておきたい知識・表現,気に入った文章などに線を引きます。

個人的には単色で引くことをおすすめしています。

色分けする方法もあるようですが,先述したようにどんどん読み進めていきたいので,どの色にするか考える時間がもったいないからです。

じっくり読みたいという人は色分けする方法もありかもしれません。

また,ボールペンよりマーカーのほうがおすすめです。

線を引いたところだけ探す時も,読み直す時も文章と色が一緒に目に入ってきます。

右手にペンを持ちながら,左手でめくり,気になるところに線を引いていくというのが基本のスタンスです。

次に,空いているところにメモをするようにしましょう。

例えば,わからない言葉があったらそれを調べて余白に意味を書き込んでおいたり,読んでいて疑問に思ったことや筆者への反論など自分の考えを書き込んだりします。

こうすることで,記憶しておきたい文章と自分のメモをセットで覚えることができます。

記憶は1つの記憶からそれに関する記憶を引き出すことができます。

ですから,文章を覚えていなくてもメモを覚えていると,そのメモのことを思い出せば文章の内容も思い出すことができる場合があるのです。

さらに,人に読んだ内容を発信する時にもスムーズに話をすることができます。

また,読み直した時にその時の自分と今の自分を比較することもできます。

この本を最初に読んだ時はこんなことを思っていたんだな~と懐かしみながら読み直すことができるのでおもしろいですよ。

どうしても本を汚したくないという人は,本に折り目をつけたり,付箋をつけたりしましょう。

付箋を貼って,それにメモを書いておけば同じような役割を果たしますし,折り目をつけておけば,興味をもったページはわかります。

付箋なら剥がせば元通りですし,逆に後で全部剥がしてその本のまとめを作ることもできます。

いずれにしても「読む」という行動に「書く」という行動を加えることが大切です。

そうすれば,「印象」も強くなりますし,思い出したい時に思い出す方法が増えるのです。

○いろいろな方法で本を汚して「印象」を強くしよう!

○「読む」だけじゃなく「書く」という作業も一緒にしよう!

並行読書のススメ

「記憶に残す」ことを目指すのであれば並行読書をおすすめします。

並行読書とは,複数の本を同時に読んでいくことです。

「そんなことをしたら内容が混ざって余計に覚えられなくなるのでは?」と疑問を思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ところが,やってみるとわかるのですが,実際は読んでいる内容がぐちゃぐちゃになるということはありません。

むしろ,読んでいる本は違うはずなのに共通している内容がよく目につくようになります。

Aの本でもBの本でも似たようなことを言っている!ということに気付くと,そのことが強く「印象」に残ります。

そのため記憶に残りやすくなるのです。

また,並行読書は人の「飽き」という感情を軽減してくれるものでもあります。

読んでいて飽きてくるとそれだけその本の「印象」は薄くなってしまいます。

最初の方で興味深い内容があったとしても最後の方で飽きてしまうと,なんとなく「つまらなかった」という感情が残ってしまうのです。

それでは当然記憶にも残りません。

複数の本を並行して読み,毎回少し新鮮な気もちで本を開く。

そうすることでその本への「飽き」を払拭するのです。

毎回,新しい気もちで読み始めることができると,その本の筆者の主張だけに引っ張られることも少なくなりますし,新たな発見もあります。

まずは2冊を交互に読んでいくことから挑戦してみてください。

○本を並行して読んで,共通点や相違点を見つけよう!

○並行読書で毎回新鮮な気もちで本を読もう!

終わりに

今回は読んだ本の内容を記憶に残す方法を5つ紹介しました。

全てを毎回行う必要はありません。

人それぞれ向き不向きもあるでしょう。

この中から自分に合うを思うものを見つけて取り組んでいただければと思います。

どれか1つでもみなさんの参考になるものがあれば幸いです。