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【夢をかなえるゾウ 実践日記】第3話 腹八分目ってどの辺までかよくわからないよね

第3話 腹八分目ってどの辺までかよくわからないよね

「今回の課題は自分にぴったりのやつだな」

そんなことを考えながら本を閉じる。

3つ目の課題は

食事を腹八分におさえる

こんなの簡単!と言いたいところだが、もちろんそんなことはない。

腹八分。

これができているのなら今の体形はない。

詳しくは説明しないが、人様に見せられるような体ではないことだけはたしかだ。

過去に様々なダイエットにも挑戦しているが、すべて頓挫している。

「つい食べ過ぎちゃうんだよなぁ」

仕事の疲れやストレスを解消する主な方法が食事だった。

就職したばかりのころは、食べ過ぎで10kg体重が増えたこともある。

それくらい、食事を我慢するということは僕にとっては大変なことだ。

 

朝食だ。

最近は朝食はかなり軽めにしていた。

むしろ食べない日もあるくらいだ。

健康にはよくないのかもしれないが、自分の体に蓄えているエネルギーで十分だろうという判断だ。

「もともと少ないからいいよね」

いつも通り、プロテインの粉を牛乳に溶かして飲む。

朝食はこれで終わりだ。

 

職業柄、調整が難しい。

が、それでもいつもより少なめに食べる。

少し物足りない気もしたが、そこは気力でこらえた。

昼食後、たしかにいつも襲ってくる眠気が弱い。

全くない。というわけではないが、確実にいつもよりは弱い眠気だ。

 

午後

「あれ?思ったより・・・だな」

そう、お昼を少し我慢した分、いつもより早くお腹が空くと思っていた。

いつもなら4時前には何かを口に入れたくなる。

しかし、今日はどうかというと・・・いつも通りだ。

特に早くにお腹が空くというわけでもないし、お腹が空かないわけでもない。

「昼ごはんの量ってあんまり関係ないのかな?」

そんなことを考える。

せっかく腹八分を心掛けているのだからと、いつもならつい食べてしまう間食も控え、仕事を終えた。

 

家に着く。

いつもなら今日の晩御飯は何かとわくわくしているところだ。

ただ、今日の願いは

「あまり好きなものであってくれるなよ・・・」

というものだった。

あまりに自分の好物だったら

「やっぱ今日はなし!明日からで!」

と自分をごまかしてしまいそうだった。

それくらいお腹が空いていたし、疲れていた。

そして妻が料理を運んでくる。

いつものことながら、帰った時にご飯があるというのはありがたい話だ。

出てきたのは・・・ひき肉とネギを炒めたもの

うん。大丈夫だ。

全て食べたが、腹は満たされない。

いつもならここで冷蔵庫から豆腐なりチーズなりを取り出してきて追加するところだ。

しかし、今日は違う。

そういったことは許されない。

なぜなら、『腹八分』におさえなければならないのだから。

しかし、ここで自分の中の悪魔がつぶやく。

「なぁ。まだ六分くらいだろ。もう少し食べても大丈夫だろ」

たしかに、まだ八分かと言われると、そこまでいっていない気がする。

すると、自分の中の天使もつぶやく。

「何を言っているのですか。いつもそうやって食べ過ぎてきたのでしょう。足りないくらいでちょうどいいのです」

たしかにそうだ。いつも「あと少し」を食べて後悔してきた。

悩む。

自分の中で悪魔と天使が戦う。

結果は・・・

天使が勝った。

天使が勝ったのだ。

そう。僕は豆腐やチーズといったものに手を出さず、麦茶を一杯飲むだけに抑えることができたのだ。

これにはかなりの精神力を要した。

天使と悪魔の戦いは最終ラウンドまで及び、判定でぎりぎり天使が勝ったと言ってもいい。

未練を残しながらも食事を終える。

しかし不思議なもので10分もすると、その未練もきれいに無くなった。

お腹も空腹感はない。

「やっぱり、あんなもんで十分なんだな」

4歳の息子と室内でキャッチボールをしながら考える。

 

翌朝

体重を計る。

これは毎日の日課だ。

「え!?」

当然、いつもより減っている。

しかし、その減った量に驚いた。

なんと1日で1kgも減ったのだ。

「どんだけ無駄に食べてたんだろ・・・」

生活に全く支障はなかったし、寝るときも空腹で眠れないということもなかった。

本当にいつもより気持ち量を減らしただけだ。

もともと自分の体重がかなりオーバーしているというのもあるのだろうが、それにしてもすごい効果だ。

「よし、この課題はこれからも意識しよう!」

そう心に決意する。

天使の勝率が7割・・・いや、せめて5割くらいには・・・