読書技術

手っ取り早く「読書できない人」が「読書できる人」になる5つの方法

私は年間300冊以上の本を読んでいますが,周りには「本が読めない」「読書できない」と言う人が大勢います。

私が昔から本をめちゃくちゃ読んでいたかと言うと,実はそんなことは全くありません。

「本を読む」ということに抵抗はなかったものの,年に1冊ないし2冊くらい読めば良い方でした。

そんな私が年間300冊も読めるようになったのは,ちょっとしたコツを覚えたからです。

そこで今回は「読書できる人」になるための5つの方法を紹介します。

ついでに読もう

「読書できない人」に共通しているのが,「Aしたら(の時)読む」といった考え方があることです。

例えば,「朝,起きたら10分間読書をしよう」とか「夜,寝る前に10分間読書をしよう」といったものや,「このドラマを見終わったら,本を読もう」「ご飯を食べたら本を読もう」などなどです。

まずは,この考えを捨ててしまいしょう。

ほとんどの場合,結局は読書をしないで終わってしまいます。

「朝,起きたら~」などと考えていると,「今日はちょっと起きるのが遅れたから無理だな」という具合に簡単に言い訳を作れるからです。

「Aしたら」という読書をするための条件を作ってしまうと,「それが達成できなかったら読書しない」という条件も作っていることになるのです。

ですから,まずは何かのついでに読書をすることから始めましょう。

「読書」に対して変に身構えると,ハードルが高くなります。

「読書」はついでで十分なのです。

例えば,「朝,トイレに行く」その時に「ついでにトイレの中でちょっと本を読む」

「テレビを見ている」その合間の「CMの時についでに本をちょっと読む」

まずは「ついでに読書」からスタートしましょう。

続けているうちに読書が生活の一部に溶け込んでいきます。

ちなみに読書の習慣づけについてはこちらの記事に詳しく書いていますので,よろしければご覧ください。

https://honnobi.com/bookreading-habit-master

おすすめの本を聞く

「読書できない人」に共通しているのが,そもそも本選びが下手ということです。

私もそうでしたが,どんな本を読んだらよいかわからないのです。

「読書できる人」は大体「自分がおもしろそうだと思う本を読めばいいよ」と言うのですが,その「自分がおもしろそうだと思う内容」すらわからないのです。

結果として,なんとなく本を選び,読んでみるけども中身がよくわからず飽きてくる。

何冊も勢いで買ったはいいけども,1冊目が読み終わらずに他の本は積んであるだけ・・・

おそらく私と同じような経験をした方がいらっしゃるでしょう。

そこで劇的に本を選ぶのが上手になる方法を紹介します。

単純な話ですが,たくさん本を読んでいる人におすすめの本を聞きましょう。

聞く人はできるだけ自分のことをよく知っている人のほうが良いです。

また,職場だったり職業だったりが同じような人のほうがおすすめです。

「読書できる人」の多くは他の人にももっと本を読んで欲しいと思っているものです。

「なにかおすすめの本はありませんか?」と聞くと快く教えてくれます。

その時にあなたのことを知っていれば知っているほど,あなたにぴったりの本を選んでくれるはずです。

「あんまり本を読んでいないから,読みやすい本にしよう」とか「この前,あの仕事で困っていたからこの本にしよう」とか,あなたに合った本を教えてくれます。

本屋に行って,莫大な量の中から自分に合った一冊を見つけるよりも,よっぽどお手軽ですし,しかも当たりの可能性も高いです。

ちなみに私は1冊の本を紹介してもらって,その筆者にハマったことがあります。

その後,その筆者の本を買い漁って読みました。

そして,その本のどれもが当たりと言ってよいものでした。

おそらく紹介してもらわなければ,その筆者の本と出会うことはなかったでしょう。

人に本を紹介してもらうということは,次に自分で本を選ぶ基準や方法も教えてくれることにもなるのです。

薄い本を探す

周りに「読書できる人」がいないという人やどうしても自分で本を探したいという人は,書店でできるだけ薄い本を探すところから始めましょう。

自分の仕事に関わること,趣味に関わること,内容はなんでも構いません。

ポイントはどれだけ薄いかです。

薄さにこだわる理由は2つあります。

1つは内容が凝縮されており,わかりやすいものが多いからです。

補足説明や主張を補う資料の内容などはほとんど割愛されていますが,それでも書店の店頭に並ぶような本です。

筆者が思いを込めて書き,それを編集者がチェックしてよりよいものにしています。

薄い本であっても得られるものはあるのです。

もう1つは達成感を得るためです。

「読書できない人」の多くは,本を1冊読み終えたという経験が不足しています。

読み終えた経験よりも途中で読むのを諦めてしまったという経験の方が多いのです。

特に日本人は最後までやり切ることを美徳とするところがありますから,最後まで読み終えることができなかったことに自己嫌悪を抱く人もいることでしょう。

そうなると本を読むことに抵抗を感じてしまいます。

ですから,思い切って薄い本に挑戦しましょう。

「読み終えた」という経験が読書への壁を取っ払ってくれるはずです。

ジャケ買いは厳禁!

CDのジャケットを見て購入する方法をジャケ買いと言いますよね。

これと同じで本も表紙と題名だけでなんとなく買ってしまう人がいるようです。

「そういえば,この本テレビで紹介されてたな・・・」

「この表紙,独特でおもしろそう!」

そういった本の中身と関係のない情報で判断して購入するのはやめましょう。

CDはイマイチだと思っても聞き流すことができます。

CDのジャケットが気に入ったのならインテリアとして飾っておいてもいいでしょう。

しかし,本は違います。

聞き流すことができませんので,自力で読むしかありません。

それが内容がとてつもなくつまらなかったらどうでしょう。

とても読む気にならないはずです。

しかも本をインテリアとして置いておいても意味がありません。

「この本どうしたの?」

「表紙に一目惚れしちゃって。中身は読んでないけど。」

・・・なんとも間抜けな会話ではないでしょうか。

本は読んでこそ意味があります。

ですから,自分で買う時は必ず中身をチェックしましょう。

そういった観点からも,初めのうちは書店で本を買うほうがよいでしょう。

インターネットで購入するよりも,中身をチェックしやすいです。

また,本の厚さもひと目でわかります。

とにかく中身をチェックして自分で読めそうな本であることが大切です。

話題性や人気,筆者などに惑わされないようにしましょう。

10%でOK!

自分の周りの「読書できない人」が共通して言うのが「読んだ本の内容を覚えていられない」というものです。

その後に続く言葉は「だから読む気がしない」「だから読む意味がない」などそれぞれですが・・・

そもそも,読んだ本の内容を100%理解しようとしたり,覚えようとしたりすることが間違いです。

何十回も読めば別かもしれませんが,数回で本の内容を完璧に覚えたり,理解したりするのは不可能です。

もし,それができるのであれば,数冊同じジャンルの本を読めば,それらの本の内容をまとめて自分で本を一冊書けるはずです。

もしくは読んだ本の内容を使って講演会を開くことも可能ですよね。

しかし,そんなことをできる人はほとんどいません。

ですから,完璧に本の内容を覚えようとしたり,理解しようとしたりするのはやめましょう。

本の内容は大体10%くらい実生活で使えれば十分です。

まれに大当たりの本だと30%くらい身になることがありますが,それでも100%にはほど遠い数字です。

これは私の場合ですが,1冊の本を読んでの理解の割合は「よくわからないところが10%」,「大体わかったところが40%」,「しっかり理解できたところが40%」,「すぐに使いたいと思うところが10%」ぐらいが多いです。

1:4:4:1の割合です。

「10%も理解できたら十分」「ちょっとでも明日から使えそうな部分があれば十分」くらいの気持ちで読みましょう。

完璧に理解しようとハードルを上げるから読みづらくなるのです。

わからない部分があってもOKです。

また,目次から自分に必要な部分だけを探す方法も有効です。

10%役立てば良いのですから,全部読む必要はありません。

目次をざっと見て,読みたい部分,役に立ちそうな部分だけを読んでみましょう。

それが当たりだったら,それだけでその本の役割は果たしたと言ってもよいのです。

完璧を目指さないことが「読書できる人」になるための近道です。

ちなみに,記憶に残す読書術についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

https://honnobi.com/not-forget-reading

おわりに

「読書できる人」と「読書できない人」に大きな違いはありません。

要はどれだけ本を読んできたのかと心構えの問題だと思います。

「読書できる人」は読み慣れているので,読書に対して抵抗もなく,自分には合わない本が多くあることも知っています。

だから,読み終えることができなかったり,本を一部だけ読んだりすることにも抵抗がありません。

そして,どんどん次の本に進んでいくのです。

一方で,「読書できない人」は,読書に対してハードルを高く設定しています。

本を読む環境作りや本選びにこだわり,そして1冊読み終えることを目標にしてしまっているのです。

読書に子どものころの国語の成績なんて関係ありません。

大人になってからでも十分「読書できる人」になることはできます。

読書できるようになると,間違いなく自分の世界が広がります。

ぜひ,「読書できる人」を目指してください。

今回の記事を読んで少しでも「読書できる人」になれると思っていただければ嬉しいです。