書評

ビジネスマン必読!挑戦する勇気をもらえる1冊!

伝えることから始めよう

おすすめ度

東洋経済新報社から2017年に出版された本『伝えることから始めよう』著者はみなさんご存知「ジャパネットたかた」の元社長である高田明さんです。

やっぱりしゃべりが上手な人は書くのも上手なんですね。めちゃくちゃ読みやすいです。

この本には高田さんの自伝とそこから導き出された彼の人生哲学経営学について書かれています。

これを読めば、彼に経営力とか人心掌握術、営業力など何にかずば抜けた才能があったわけではないということがわかると思います。彼にあった才能は「目の前のことに全力で取り組む」というものだったんです。高田さんは大学受験にも失敗していますし、働く場所がなくて実家に帰ってもいます。決して順風満帆の人生ではなかったのです。

高田さんの信条として掲げているのが「今を生きる」ということ。過去でも未来でもなく、今に集中すること、今を全力で生きること。それができたから彼は成功したんですね。

驚きなのが、テレビ通販を始めた年齢です。なんと45歳です。45歳ですよ!多くの人は退職も見えてきて新しい挑戦を避けるような年齢ではないでしょうか。そんな年齢になっても新しい挑戦を続けるチャレンジ精神があったからこそ彼は成功したのでしょう。なぜ高田さんが45歳からテレビ通販を始めることになったのかを詳しく知りたい人は、ぜひ購入して読んでみてください。

また、高田さんが著書の中で何度も語っていることとして「できない理由ではなく、できる理由を考える」というものがあります。すごい人って考えることが一緒なんですね。ロケットの開発者で有名な植松さんも著書の中で同じようなことを話していました。

読んだら子どもに使う言葉が変わる!誰でも1つは心に響く言葉が見つかる1冊!空想教室 おすすめ度 サンクチュアリ出版から発売されたこの本。「空想教室」。著者は植松努さん。植松さんは北海道で小さな工場を経営...

普通に過ごしているとついついできない理由を探してしまいますよね。「予算が・・・」とか「人員が・・・」とか「時間が・・・」とか。できない理由って簡単に見つけられますし、誰でも見つけられるんです。それじゃあ何も変わらないですよね。

成功するためには人と同じことをしていたってダメなんです。他の人が「できない理由」を見つけて行動しないところを「できる理由」を見つけて行動に移す。そうすることで他の人と差をつけることができるんです。

そして、もう一つ高田さんが大切だと語っているのが更新し続けることです。企業も個人も常に時代に合わせて更新し続けなければならないと語っています。

そもそも高田さんも元は写真屋さんです。写真を撮って売っていたんです、そこからカメラを売るようになって、テレビを売るようになって・・・と時代に合わせて売るものを変えていったから成功したんです。

通販だって最初はラジオです。でも、ラジオよりテレビのほうが効果が大きいと踏んでテレビも始めたんです。そして今はインターネット販売も始めています。

高田さんは、時代に合わせて売る物も売り方も変えているんです。これって話だけ聞いていると当たり前のことだと思いますよね。でも、これが全員ができているのであれば潰れる企業なんてないんですよ。方向転換しなきゃいけないのにそれに気付かなかったり、気付いていても行動できなかったりするから潰れちゃうんです。

人間は本質的に変わることを恐れる生き物です。「変わる」か「変わらない」かを選ぶのであれば「変わらない」を選んでしまうんです。そこを理性で抑え込んで、日々自己更新していくこと。その大切さがこの本を読めばわかるはずです。

ビジネスマンの中でも人に何かを売るポジションにいる方には、ぜひ1度は読んでもらいたい1冊です。