書評

【書評】落合陽一が考える日本が復活する方法とは?『日本再興戦略』

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日本再興戦略

沈みゆく日本

少子高齢化人口減少国民一人当たりのGDPは1988年の世界2位から26位まで転落・・・

なんだか明るい話を聞きません。

日本ってこのままじゃマズいんじゃないの?と思いつつも何をしたらいいのかがわからないのが現状ですよね。

そんなあなたに読んでほしい本があるんです。

それが『日本再興戦略』

著者は研究者の落合陽一さん。

大学教員として、実業家として、そしてメディアアーティストとしても活躍している方です。

具体的な対策が書かれずにイタズラに不安を煽るような本が店頭に並ぶ中、ちゃんと論理的に日本はどうしていくべきなのかが語られている本なのです。

「欧米」は存在しない

日本が国を立て直そうとする時に出てくるのが「欧米」です。

明治初期も「欧米」を参考にして国の仕組みを作り上げましたし、戦後も同様です。

だから今回も「欧米」を参考にしたらよさそうですよね。

でも、ちょっと待ってください。

そもそも「欧米」って何ですか?

「欧米」の「欧」は「ヨーロッパ」、「欧米」の「米」は「アメリカ」です。

地理条件も政治条件も全く異なる2つの国をひとまとめにして考えても意味がありません

「欧米」という言葉は、あたかもひとつ国であるかのように使われていますが、そんな国はないのです。

落合さんは、まずは「欧米」のようなぼやけた言葉を使わないで議論すべきだと語っています。

うーん。ちょっとした言葉ひとつとっても賢い人は大切にしているんですね。

意味をはっきり説明できない言葉を使うのはやめよう

少子高齢化も人口減少もプラスに考えろ!

少子高齢化も人口減少もマイナスに語られることが多いですよね。

そりゃそうですよ。働き手が減るのは国にとっては死活問題ですから。

ところが、落合さんはこれらにだってプラスの要素があると言っています。

うそでしょ?

まずは人口減少

このプラス面は、将来起こり得る「打ち壊し運動」が起こらなくなることです。

意味がわかりませんね。

ここで言う「打ち壊し運動」とは、産業革命の頃にあった、人の仕事を取って代わってしまった機械を仕事を奪われた人たちが壊して回るような動きのことです。

これが人口が多かった場合は、近い将来AIによって人の仕事が奪われた場合に起こる可能性がありました。

ところが人口が減っているので仕事はどんどん余っていきます。

ですから、AIが仕事を奪っても他の仕事に就けばいいだけです。

人口が減ることで、AIが社会に浸透しやすくなるってことですね。

少子高齢化はどうでしょうか?

さすがにプラス面はなさそうですよね。

福祉の問題はあるし、働き手の減少の問題もあるし・・・

それでも落合さんはプラス面があると語ります。

少子高齢化って日本だけが抱えている問題なのかというと実はそうではないんです。

日本が他の先進国より進んでいるだけで、先進国ではもれなく起こる現象と言えます。

特に中国なんかはこれから大変になることは確定していますよね。

さて、他の国先んじて少子高齢化が進む日本。

もし、少子高齢化によって生じる問題を解決する技術や必要なノウハウを生み出すことができたらどうでしょうか。

それが日本の武器になります。

特に介護ロボットといった高齢者向けのロボットは期待できそうです。

また、少子化が進むことで子ども一人当たりの教育にお金をかけやすくなります

そうなれば、少数精鋭の人材を育てることができるようになるかもしれません。

このように見方を変えればピンチもチャンスになることを教えてくれますよ。

人口減少も少子高齢化も日本にとってはポジティブ要素

この本の内容を3行で表すよ!

三行説明

意味をはっきり説明できない言葉は使うな。

人口減少も少子高齢化も日本にとっては追い風だ。

個人の価値を高めろ。

これからの日本が進むべき道を知りたいあなたにオススメの1冊です!

ビジネスマンはもちろんのこと、子どもがいる親御さんにも読んでもらいたいですねー

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研究者 落合 陽一

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