書評

アウトプットするためにはインプット!インプットの極意がわかる1冊!

インプット大全

オススメ度

精神科医でもあり、作家でもある樺沢紫苑さんの著作です。彼はYouTubeにも様々な動画を投稿していますね。

この本の前に出ている「アウトプット大全」の内容がとにかく素晴らしかった。読み終わった時に「これは売れる!」と思いましたし、実際に30万部以上売れています。まだアウトプットすることの大切さが世間にそれほど認知されていなかったところを一気に流行に押し上げた1冊だったと思っています。

 

その「アウトプット大全」に比べると正直内容はどこかで見たり聞いたりしたことが多かったように感じます。内容自体は良いのですが「アウトプット大全」と「インプット大全」のどちらをおすすめしますか?と聞かれると「アウトプット大全」と答えます。そういった思いもあり、★3つです。

さて、内容についてです。効率的なインプットの仕方について科学的な根拠をもとに教えてくれます。覚えたい内容に合わせて、どういった手法が適しているのかを具体的に説明しているので、すぐに実践することができるでしょう。勉強している時に「音楽を聞きながらの勉強っていいの?」と気になった経験があると思います。それについても以下のように明確に答えを出しています。

音楽は「作業」「運動」にはプラス、「勉強」「記憶」にはマイナス

このようにインプットするときのちょっとした疑問に答えてくれる内容となっています。

また、読書やセミナー参加といった、明らかに「勉強」と言われるものからだけインプットするのではなく、旅行やテレビを見ることなどからも多くの情報をインプットできると述べています。特にテレビの視聴についてはオススメする本はあまりないので面白い観点だと思いました。もちろん、ダラダラ見ることを推奨しているわけではないのでご注意を。

なかなかの厚みがある本なので、本を読み慣れていない人には抵抗があるかもしれません。しかし、項目ごとに区切られていて、ひとつひとつの内容は短くまとめられています。自分が読みたいところだけを読んでも十分に効果を得られるはずです。

何かをアウトプットするためには、ある程度の内容を自分にインプットしなければなりません。アウトプットは自分の中にあるものを出す作業なのですから。この本ではアウトプット前のインプットの仕方を丁寧に教えてくれていますよ。

随所にわかりやすい図が入っていたり、ほとんどの項目が見開き1ページで完結していたりと「OUTPUT大全」のよさを全面的に引き継いだ1冊となっています。「勉強の仕方が全くわからない!」という方にはおすすめの1冊です