書評

【書評】『言語化力』三浦崇宏 著 言葉にするのは簡単だが難しい。

本記事の【書評】約4分で読めます。

「自分の考えをうまく伝えられない」「うまく話せず、プレゼンで負けてしまった」「SNSで発信しても誰も見てくれない」を解決する、君の言葉を「最強の武器」にする方法。

【書評】『言語化力』三浦崇宏

言語化力』。良い本に出会った。

良い本は読み終わった後に悩みを生む

今までの自分の考えや発想とは異なる情報を与えてくれるからだ。

過去の自分を振り返り、これからどうしていくべきなのかを悩ませられる。

この本は私に間違いなく悩みを運んできた。

「言葉にできれば人生は変わる」。この言葉は表紙に書いてある。

なるほど。多くの人は自分の想いを正しく言葉に表現し、相手に伝えることができない。

それ故に自分の人生を思い通りに進めることができないということであろう。

たしかにその通りなのかもしれない。

伝え方が9割』『「言葉にできる」は武器になる』『伝える力』といったビジネス書がベストセラーとなったのも、やはり多くの人が「言葉にできない」という悩みを抱えているからなのである。

本書にも出ていたように「言葉にできない」で許されるのは小田和正だけである。

相手に何かを伝えることを商いにしているビジネスマンが「言葉にできません」と言ったところで相手にされないのが関の山だ。

我々は「言葉にできない」ことを言葉にしなければならない。

その方法が本書には出ている。

自分の考えを述べるためには「自分のスタンス」が重要であること。

強い言葉を作るには「短くシンプル」であるべきであること。

どれも納得のできるものばかりだ。

しかし、ここで私の悩みが生まれてくる。

私の「自分のスタンス」とは何であろうか

本書には自分の世の中における立ち位置を考え、社会がどう変われば自分がストレスなく生きていけるかを考えるとよいとある。

加えて、思いっきり好きなもの、熱狂しているものがあると強い。とも書かれている。

この一文によって、私は悩まされることになる。

なぜなら、私には「思いっきり好きなもの」がないからだ。

そもそも、「私はこれが好きです!」胸を張って言える人がどれだけいるのだろうか。

多くの人は「なんとなく好き」「なんとなくやっている」くらいではないのだろうか

いや、わかっている。「なんとなく」で生きているから「なんとなく」な人生しか送れないのだ

全てを自分で決め、明確な意志の下で行動しない限り、自分が本当に求めている人生を送ることはできないのだと。

さらに著者は「人生の目的を持ったほうがよい」とも述べている。判断に迷った時、自分の人生の目的がはっきりしていれば迷わずにすむ。仮にその選択が間違いだったとしても後悔はないだろう。後悔する時はいつだって選択に迷いがある時だ

これも同じだ。「人生の目的」なんて持っている人のほうが少ないと思う。みんな「楽して暮らしたい」とか「仕事したくない」とか、その程度のものだろう。違うのならば申し訳ない。私はその程度だ。

「人生の目的」なんて高尚なものは思いつかない

著者は言う。「あなたの人生で、いちばんテンションが高くなった瞬間を思い出せ。」と。

はっきり言おう。それすら思いつかないのだ。

わかっている。どんなに小さい出来事であっても構わないのだし、よく考えてみればそういった瞬間は必ずあるのだ。平常心で一生生活できる人なんて存在しないのだから。

だが、認めたくない自分がいる

もっと自分には、自分に合ったテンションが上がった瞬間があったはずだと。

もっと自分にはふさわしい「人生の目的」があるはずだと。

これが私の悩みであり、葛藤だ。

自分を受け入れられないこと。自分を見つめられないこと。

これを乗り越えなければならないのだ。

良い本は現実を突きつけてくる

きれいな言葉で気持ちよくさせてくれない。満足させてくれない。

ストレートな言葉で心を容赦なく抉ってくる。お前はその程度だと現実を突きつけてくる。

しかし、そういった仕打ちを受けるたびに思うのだ。

いや、まだできるはずだと。

本書には奮い立たせてくれる言葉も出ていた。

「答え合わせはまだ先」という言葉だ。

そうだ。いつだって人生の答えはわからない。

答え合わせはまだ先なのだ。

本書は言葉をつくるノウハウを教えてくれる本である。

それと同時に言葉をつくるには自分自身を磨かなくてはならないとも教えてくれる。

伝え方が9割』とあるが、本当に大切なのは残りの1割にある。

言語化力』はその残りの1割を探すきっかけを与えてくれる本となるだろう。

【名言】ポイントとなる3つの文章

「LIFE is Contents」。この言葉一つ仕込んでおけば、笑われること、転ぶこと、負けること、間違えること。ぜんぶ、自分のネタ・武器・財産に変わっていく。

29ページ

自分の世の中における立ち位置はどこか。社会がどう変われば自分が快適に、ストレスなく生きていけるかを考えると自然に見えてくることも多い。

66ページ

時代が不透明であっても自分なりの指針があれば、迷わず生きていけるだろう。

258ページ

【要約】各章を40字前後でまとめると

序 章 すべては言葉で変えられる

普段は漫然と使っている「言葉」だが、ちょっと使い方を覚えるだけで、仕事も人間関係も劇的に変わる

第1章 「言葉にする」方法

あれこれ考えるよりも、まずは迷ってないでどんどん言葉にしてみる。量が質を生む

第2章 印象に残る言葉、一生残る言葉をつくる

「短くシンプル」「意外性」「学び」「すぐにやれる」。この4つの要素があれば印象に残りやすい。

第3章 言葉で人を動かす

まず目的を明確にする。次に目的に向かうプロセスを明確にする。そして、主語は複数にすること。

第4章 言葉で未来を指し示せ

自分の人生の目的を明確にしよう。時代が不透明であっても、自分なりの指針があれば迷わない。

【実践ポイント】すぐにできることは?

 

自分の「人生の目的」を考えてみよう。

 

【読んだ気になれる一言】どんな本?と聞かれたら

 

相手に響く言葉をつくるには、自分自身のことをよく理解していないとダメだってことがわかる本だよ。

【575まとめ】17文字でまとめると

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【Youtube】SBクリエイティブチャンネルより

著者の三浦崇宏さんの密着ドキュメントです。

【書籍の情報】オススメ度や発売年など

【書籍名】言語化力

【著者】三浦崇宏

【出版社】SBクリエイティブ

【オススメ度】★★★★☆ (評価基準はこちら

【発売した年】2020年

【ページ数】288ページ

【目次】

序 章 すべては言葉で変えられる

第1章 「言葉にする」方法

第2章 印象に残る言葉、一生残る言葉をつくる

第3章 言葉で人を動かす

第4章 言葉で未来を指し示せ

三浦崇宏さん、ステキな1冊をありがとうございます!

【お知らせ】

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