書評

【書評】読んでおいたらちょっとだけハナタカの本~渋沢栄一~

『漫画版 論語と算盤』

お金は好きですか・・・?

いや、そりゃ好きでしょう。

あって損するものでもないし。

さて、そんなお金。日本のお金。

2024年から新紙幣が発行されるそうですね。

そして、なんとなんと!

ついに1万円札の肖像画も変わるとか!

あの福沢諭吉さんに代わるのは・・・

渋沢栄一さん!

・・・だれ?

ってなる人も多いはず。

みずほ銀行、王子製紙、サッポロビール、東京ガス・・・これらの名だたる企業はご存知ですよね・・・?

これら全てに渋沢さんが関わっているんです!

なんかすごい人っぽい!

でも2021年には大河ドラマになるので、多くの人がどんな人なのか知ることでしょう。

その前に!その前に!渋沢栄一さんについて知っておけば!

ちょっとした話題の時に鼻高々ですよ。

ということで、今回紹介するのは『漫画版 論語と算盤』なのです。

『論語と算盤』は渋沢栄一さんが書いた本です。そのマンガ版が出てるんですよ。

これを読んでおけば渋沢さんがどんなすごいことをした人なのかわかります!

ちょっとだけ内容も紹介しましょう。

本の内容をざっくりと

物語は渋沢さんがお弟子さんたちとカードゲームをしているところから始まります。

この時の渋沢さんはもうおじいちゃんです。

そんなおじいちゃん渋沢さんが部屋に戻るとそこにはなんと山県有朋さんの亡霊が!

山県有朋さんは長州藩出身の陸軍軍人です。内閣総理大臣も務めています。

山県さんは、渋沢さんに対して言うわけです。

なんでお前ばっかり人気があって、オレは人気がないんだ!と・・・

そうなんです。実は2人の人気の差は葬式で明らかになっています。

山県さんの葬式は用意した席に空きがあるくらいガラガラ・・・

それに対して渋沢さんの葬式では葬儀場のみならず、そこに続く道にまで大勢の人が集まっていました

まさに雲泥の差

同じように国のことを考えて働いてきたはずなのに、渋沢さんばかり人気があるのはおかしいだろ!と山県さんは主張します。

そこで渋沢さんは語るわけです。

国を思う気持ちは同じだったかもしれません。しかし、私の心にはいつも「論語」があった。あなたにはそれがなかったと・・・

そうして、渋沢さんは自分が若かりしころの話を始めるわけです。

語るのは渋沢さんの苦悩とそれを乗り越えるための考え方の根幹となった部分。

フランスに留学した時の衝撃・・・

日本で初の銀行、初の合本会社を作ったときの三井財閥との駆け引き・・・

三菱の海運独占への対抗・・・

思い出を語る中で山県さんに厳しい言葉もあびせつつ、政治や経済の中で「論語」の考え方が大切であることを語ります。

最初は納得しない様子だった山県さんも話しを聞きながら少しずつ理解を示すように・・・

最後、2人は和解します。

そして、渋沢さんは悟るんです。彼が今ここに現れたのは自分に発破をかけるためだと。

そしてラストは渋沢さんが若者たちに講演している場面で終わります。

おわりに

読んでみて思ったことは、『漫画版 論語と算盤』というよりは、『渋沢栄一の功績』の方が正しいのでは・・・?ということです。

読むと渋沢さんがどんなことをした人なのかはよくわかります。そして、なぜそういったことをしたのかの背景もわかります。

でも、渋沢さんの思考と行動の根幹となる部分についてはあまり語られていないような印象です。というか物足りない。

最近よくある「漫画版」はマンガとマンガの間に補足説明がありますが、この本は一切なし。

読みやすい反面、ちょっと情報不足なのは否めません。

ざっくり内容はつかめたので、今度は本格的に『論語と算盤』を読んでいこうかなと思いました。

渋沢栄一って誰?なんとなくでも知っておきたい!って人にはオススメの1冊です。

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