書評

【書評】あなたの子どもは大丈夫?『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

この記事は約2分で読めます。

教科書なんか読めなくても生きていける。

そんな時代は終わるかもしれません。

なぜ教科書が読めないことがそれほど問題なのか、そして、これからの日本が抱えるであろうAIとの課題は何なのか。

著者が思い描く最悪の未来にならないためにも、私たちは正しい知識を身につけておく必要があります。

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

教科書が読めないと

では、AIにできない仕事が人間にはできるのか?それが問題です。

169ページより引用

AIが苦手なことは読解です。文章を読んで、その内容を正しく理解したり、内容から推測したりするのが苦手なのです。

コミュニケーションで言えば、相手の発言から意図を理解したり、足りない部分を自分なりに補って意味を判断したりするのが苦手ということです。

AIが普及し、今ある仕事を補うようになったとしても、そういったAIの苦手な部分を補える人であれば問題ないのです。

しかし、AIですら正しく理解できるような文章を理解できていない人はどうでしょうか。AIに仕事を奪われ、働く場所を奪われることになります。

つまり、教科書を読めないということは、コミュニケーション能力が足りないということであり、将来的に仕事に就けない可能性があるということなのです。

最悪のシナリオ

実現しそうにない夢のような未来予想図を喧伝することではなく、現実的に、今、起ころうとしていることを社会に伝えることだ。

5ページより引用

著者が恐れている最悪のシナリオはこうです。

AIの発達により、今ある職が失われ、失業者があふれる。その一方でAIが補えない部分を補える人材はいないため、労働力が不足する。結果として経済がうまく回らなくなる

そんなバカな、と思う人もいると思います。しかし、これは歴史を見れば過去に実際に起きたことだとわかります。ですから、決してあり得ないことではありません

AIの発達に合わせた人材を育成するためにも、読解力の向上は急務なのです。

読解力を育てる方法

では読解力を養うにはどのようなことが有効なのか。残念ながらそれを解明する科学的な研究は今のところありません

243ページより引用

ここまで煽っておいて、結局解決策なしかい!と驚きましたか?安心してください。この本が出た時はなかったんです。

その後、著者の新井紀子さんは続刊を出版。それが『AIに負けない子どもを育てる』です。この本には私たちが求めた答えが載っているはずです。

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東洋経済新報社

まとめ

 

AIが発達することで人は遊んで暮らせるという考え方もあります。そういう未来がくる可能性だってゼロではないのかもしれません。

しかしながら、楽観的に考えるよりも今、来るべき未来に備えて自分ができることを考えて行動してもいいはずです。

未来は誰にもわかりません。だからこそ、わかっていること、今の自分ができることを一生懸命やっていく必要があるんです。

この本を読むと自分や子どもの未来について考えさせられます。AIって何?ってあなたも、なんだか未来が不安だというあなたもぜひ読んでほしい1冊です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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